とりあえず、「ようこそ『Numbers’08』へ」から2007-08-16 23:55

スタートアップガイドに沿って、次はNumbers’08です。今回初めて登場したアプリなので、一から触ってみないとわかりません。

スタートアップガイドの「ようこそ『Numbers’08』へ」には、次のような説明が並んでいます。

・シート、表、グラフは、同じスプレッドシート上にいくつでも作成できます。

・各表では、別の表のデータから値を求めることができる計算式を使用できます。

・フォーマットバーでテキスト、数値、セル枠線などのフォーマットを設定できます。

・表のデータを基にグラフを追加できます。

・表のフォント、枠線、色を簡単に変更できます。

・メディアブラウザから、どこにでも写真を取り込むことができます。

これらの機能が、動作が重くならずに、簡単な操作で実現できればいいですが。 まずは、スタートアップガイドにしたがって、テンプレートからローン計算の新規ファイルを作成しました。 動作はあまり軽快とは言えません。(iMac G5 1.6GHz)うちのマシンが古いか。 エクセルで表計算に慣れた目には、作成されたファイルの画面は驚きです。同じシート上に別々の行列番号を持った表がばらばらに配置されているのです。 例えていえば、エクセルの「カメラ」ツールで貼り付けたシートの部分(画像)が、画面上に複数置かれている、という感じです。「カメラ」ツールとは異なり、それぞれの部分で直接編集できます。貼り付けた部分の元セルを編集するのではありません。

Pagesのレイアウト機能を使って、白紙の上に表やグラフを自由に貼り付けられる、そんなアプリという印象を持ちました。エクセルと同じ感覚では操作できません。見せること、レイアウトすることを念頭にファイルを作るという操作に慣れないと。

とはいえ、CDサイズのスタートアップガイドは、置いて見るには小さく、安定しません。手に持って見ながらアプリを触るのは、結構不便です。仕方ないですけど。ちなみにiWork’08のパッケージの厚みは、06の3分の2くらいです。

Pages'08の文章支援は外国語だけ2007-08-15 20:22

Pages'08の新機能は今日で終わりです。

「役に立つ文章ツール」には、「検索/参照ツール」・「スペルに誤りがある語を見つける」・「書類を校正する」という見出しがあります。

始めの「検索/参照ツール」はCTRL+クリックした語をGoogleやWikipediaで調べてくれるというものなので、「うちの日本語入力には電子辞書が付いてない」という人には役立つでしょう。 でも、スペルとか校正は、英単語、英文では機能しますが、日本語文ではおよそ役立つ場面がありません。試しに日本語文で校正させてもBeepが鳴るだけで修正候補も何もないウインドウが表示されます。これは日本語で文章を書くユーザには無意味な機能です。宣伝できません。

で、昨日書き忘れた話を思い出しました。

Pages'06の時は、メディアブラウザで画像を取り込もうと思っても「iPhotoのバージョンが古いのでできません。」と断られたような気がするのですが、Pages'08では、すんなり取り込みができました。うちのiPhotoは'04版ですから、その後に出たiWork'06に相手にされなくてもしかたないのですが、今後は問題ないようです。iWork'08のインストール時に「Tiger対応の○○」とか何とかが一緒にインストールされていたからでしょうか。(ログの内容がわからないので自信なし)

確認のためにPages'06を起動して、「ほら、昔はだめじゃん」と思ったら、なんと問題なく取り込みができます。私の記憶違いか、iWork'08のインストールのおかげか、何だかいいかげんな記述となりましたが、まあ「Pages'08では、 iPhoto'04でも画像取り込みができる」のは間違いありません。

Pages'08のテンプレートが新機能だというのは2007-08-14 23:45

まだPages'08の新機能です。あまりそう思えませんが。

「アップル独自の新しいテンプレート」と謳った見出しの意味は、Pages'06での「決まった枠(プレースホルダ)に文章を追加するのが基本」という姿勢に加えて、もっと世のワープロソフトのような使い方もできるテンプレートを増やしたと、いうことなのでしょう。

ヘルプでは「ワードプロセッサ」テンプレートは、「テキスト中心の直線的な書類を作成する」時に使うものだと書いてあります。「直線的」とはなかなか妙な表現ですね。

どの辺が違うのか、「ワードプロセッサ」の分類の「白紙」と、「ページレイアウト」の分類「キャンバス(白紙)」というテンプレートのそれぞれを使った新規書類を作成してみました。

「ワードプロセッサ」の白紙では、最初に表示される白紙に、特に操作することもなく文章を打ち込むことができます。これはPages06の「白紙」と同じです。

ところが、「ページレイアウト」のキャンバス(白紙)は、テキストボックスなり、プレースホルダなりが配置されないと、文章を打つことができません。ドロープログラムの画面のようです。

ちなみに、「提案書(クリエイティブ)」という、素人をそそのかすようなテンプレートで書類を作成したところ、「目次」のセクションだけは「名・姓」の順でユーザの名前が出てきました(提案者「太郎山田」みたいな感じ)。他のセクションはどれも「姓・名」の順で名前が出て「おお、日本に合わせてある。」と思ったのに、直し忘れでしょうか。

と、このテンプレート自体を変更して保存する方法がわからない素人。

Pages'08には変更履歴の記録機能が追加2007-08-13 23:11

まだPages'08の新機能です。

「変更のトラッキング」は、変更の履歴をファイル内に保持しておき、編集中の画面で見比べてその採否を決定できる機能です。egword UniversalでもMSワードでも「変更履歴」という名前でこの機能があります。

「トラッキング」を試してみると、変更した内容、変更者の名前を簡単に表示できます。表示・非表示の切り替えや、変更者による色分けも簡単でした。

トラッキングはテキストの変更だけでなく、図やの挿入や削除も記録対象ですが、例えば表の列を削除しても記録されません。トラッキングを始めるときのメニューコマンドが「テキストの変更をトラッキング」となっているのは、このあたりに理由があるのかも知れません。

採否(Pagesでは「受け入れ」と「拒否」と呼びます)を決定しないまま、トラッキングを「停止」すると「すべての変更を受け入れるか拒否する必要があります」というダイアログが出ます。トラッキングがオンのときは個別に採否を決定できるのに、「停止」のときは、採否の決まっていない変更を一度に決定しなければなりません。「トラッキング」がオンのままであれば、それらの採否を決定しないまま上書き保存することができます。

また、「停止」というコマンドの名前は、何となく再開できそうな印象を持ってしまうので、「停止」によってトラッキング情報がすべて無効になるとダイアログで脅かされたときは戸惑いました。

ちなみに、トラッキング情報をすべて捨てたファイルは「クリーン」なファイルだと書かれています。情報を保持したままのファイルはゴミの予備軍を背負っていて、ファイルも多少大きくなるのでしょうね。

Pages'08ではオブジェクトの配置や固定が自由2007-08-13 00:14

引き続き、回し者のようにPages'08の新機能を書きます。

「高機能なページレイアウト」とは「図版などのオブジェクトを文字列と一緒に移動させることもできるし、移動させないようにもできる」ということのようです。小見出しは次の2つです。

「フローティングオブジェクトとインラインオブジェクトを使う」

「フローティングテキストボックスをリンクする」

これらが新機能というのは意外な気もしますが、図版やテキストボックスをマウスドラッグで自由に移動・配置できます。文字の回り込みとは無関係に、オブジェクトの属性として文書内の固定した位置を保つかどうかを指定し、変更できるわけです。機能としては、egwordやMSワードにもありそうですが。(確かめたわけではありません。)

なお、今回のテーマには関係ありませんが、Pages'08の「最近使った書類を開く...」コマンドでは、Pages'06で作成、編集した書類も表示されます。Pages'06で作ったマイテンプレートが表示されるのと同様に、履歴や設定情報を引き継ぐようです。

また、Pages'08をインストールしてもPages'06は消去されず、使い続けることができます。ただし、Pages'06で作った書類をダブルクリックすると、Pages'08が起動します。これはMacの作法どおりですね。